社会に出て働くようになると、仕事に対する間違った捉え方をするケースがあります。例えば長距離トラックの運転をしていて事故を起こすとします。そんな時、自分に落ち度がないのに「もっと注意をしていれば」と思うのは、明らかに間違った見方です。運転を長時間していれば、どれだけ注意していても事故が起こる可能性はあります。それよりも、事故の経験を踏まえて、今後はより安全面に配慮するように気を引き締めることのほうが大切です。このように、仕事でトラブルがあった時には、マイナスの部分をプラスに転じさせる工夫が必要になります。

他にもよくあるのが、クリエイティブなことをしたいと考えている人のケースです。多くの職種は、ルーティーン化された業務が多く、クリエイティブなこととは無縁になります。そのため、もっと創造性のあることをしたいと不満を抱えて転職する人がいますが、本当の意味で創造性は目に見えるものばかりではありません。例えばテーマパークの場合、夢を売ることが仕事になりますが、どのように満足度を高めるかについては、想像力を発揮しなければなりません。もちろん一般の業務でも同じで、自分が携わっている作業が誰の役に立っているのかを考える必要があります。そのように見方を変えることで、今までルーティーンだと感じていた仕事も見方が変わりますし、場合によってはクリエイティブな作業にも思えてくるかも知れません。

捉え方を変えて仕事に臨めば、日常業務も面白みが増すでしょう。ひいては、今の仕事が自分の理想に近くなることもあるかもしれません。もし、現状と理想とのギャップを感じるのであれば、仕事の見方を変えてみるのも良いでしょう。気持ちの持ちようやアプローチを変えることで、新たなやりがいを見出すことになりかもしれませんよ。